欧米企業のIRウェブサイトの傾向

投稿日: 2015年1月25日

オンラインコミュニケーションの改善に役立つIRウェブサイトのベストプラクティスとは

 

欧米企業のウェブサイトの傾向

 

ウェブサイトのIR情報が重要な意味を持つ理由

機関投資家やアナリストの75%が、週に一度企業のウェブサイトをチェックしています。

経済ジャーナリストの95%が、企業に関する記事を書く際、取材の一環として企業サイトとIRページにアクセスしています。

ウェブサイトのIR情報は、企業が価値創造を目指して展開している戦略について、ステークホルダーに雄弁に語りかけます。

ステークホルダーが、現在および将来の自社の事業について理解を深めるよう、コンテキストツール、インサイトツール、インタラクティブツールを提供できます。

 

IRウェブサイトのベストプラクティスに向けた6つの方法

1)   投資家関連(IRサイト)のコンテンツをアクセスしやすい状態にする

2)   説得力のある中期成長計画を提示する

3)   投資家を惹きつける構成にする

4)   いつでもアクセスできる環境を整える(モバイル対応)

5)   投資ツールや有益な情報を提供する

6)   ソーシャルメディアをフルに活用し、マルチメディアコンテンツを組み込む

 

1)投資家関連のコンテンツをアクセスしやすい状態にする

企業としては、3種類のターゲット、すなわち潜在投資家、新規投資家、そして既存株主に注意を払わねばなりません。

潜在投資家が何気なくサイトを訪れた際、興味を持って中期経営計画(戦略)へと読み進むように、また既存株主が必要とする情報を瞬時に得られるように、サイトの構成や情報の配置を工夫することが重要です。

2)説得力のある中期経営計画を提示する

なぜ投資に値すべきかを、効果的にはっきりと説明しなければなりません。

多くの企業がIRページに「投資に値すべき理由」のセクションを設けています。

「会社概要」「弊社について」「業界概況」「会社情報の概略」のページに、沿革や業務内容を掲載する企業が、数多く見られます。

そのほか、「企業目標」「ミッションステートメント」、「戦略」の概要を詳しく説明している企業もあります。

3)投資家を惹きつける構成にする

主要企業では、決算短信などの情報を、インターネットのHTMLバージョンや映像で確認できるようにしています。

企業インデックスや「会社概要」ページに「早わかり」のコラムを用いると良いでしょう。イメージや関連ページに、ワンクリックで移動できるようにすると便利です。

バランスト・スコア―カード(過去、現在、将来の業績評価方法)が、経営戦略の実施状況を明確に示すため積極的に採用され始めています。

4)いつでもアクセスできる環境を整える

多くの企業が、投資家がいつでもIR情報にアクセスできる環境を整えるために様々なツールを活用し、ブランドの認知度を向上させる努力をしています。

近年のベストプラクティスツールとしては、インタラクティブカレンダーが挙げられます。そこに用語集やFAQのセクションを設けるのも一案でしょう。

新しい企業ニュースやイベント情報、プレゼンテーションを通知するRSSフィードやEメールアラートなどのオプション機能の利用が広がっています。

5)投資ツールや有益な情報を提供する

適切な投資家ツールを使用すれば、 円滑なコミュニケーションを促しユーザーを惹きつけることができます。

インベスターブリーフケースは、近年様々な企業が利用している機能で、投資家が興味を持った項目を選び閲覧できるページです。

近年の傾向としては、分析ツールの存在や、過去の情報などのダウンロードや主要な財務情報の分析が一層容易になったことが挙げられます。

今や大多数の企業が、ユーザーによる情報の分類、選別、検索を容易にするようなツールを使用しています。

6)ソーシャルメディアをフルに活用し、マルチメディアコンテンツを組み込む

IR情報の提供にソーシャルメディアの活用が可能になり、自社のウェブサイトに組み込む企業が増えています。

自社のIRページに、ソーシャルメディアチャンネルを配置している企業もあります。

「お気に入り」「フォローする」といったツールを利用して、ソーシャルネットワークにリンクさせる企業が数多くあります。

そのほかにも、スライドシェアやユーチューブなどを用いてプレゼンテーションやビデオを公開したり、IRページにそれらの映像を組み込む企業もあります。